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 今やウィンタースポーツの代名詞的存在になったスノーボード。

しかし、はじめ方がわからない。

どんな道具が必要かわからないという方のために、スノーボード道具選びをご紹介します。


なお、途中で知らない用語が出てきたらJSBA(日本スノーボード協会)の用語解説で調べましょう。


必要な道具(ギア)

スノーボードを始めるには道具(ギア)が必要です。

道具を全て揃えると安くても10万円くらい必要となりますので、

はじめての方はレンタルで味見して、本格的にやろうと思ってから買うというのがよいでしょう。

ちなみに、全てをレンタルすると、1日5000円くらい必要です。

必要なものを大きく分けると次の4つになります。

   ボード

   ブーツ

   バインディング

   ウェア

   アクセサリー(小物類)


詳細について以下に説明していきます。


                                 このページのトップへ
ボード

これが無いと始まりません。

選ぶポイントを挙げてみます。


@ タイプ
アルペンとフリーライディング(含むフリースタイル)があります。
アルペンはスピードを競うためのボードで、スピードが出るように工夫がされています。フリーライディングはそれ以外といったところです。はじめての方にはフリースタイルをお勧めします。ボード自体の価格もアルペンの方が多少高めになっています。


A サイズ
ボードを立ててみて顎から鼻の辺りの長さのものが標準的です。
一般に長いほうが扱いにくいですが、安定感はあるようです。

また、幅は広いほうが安定するが、雪との接触面積が大きくなるので摩擦も大きくなりスピードがあまり出ないです。

アルペンボードは極端な例で、ちょっと太目のスキー板みたいに幅が狭いのも沢山あります。


B 価格と素材
 最近は19,800円なんてのもあるくらい安くなって来ました。

基本的にボードは値段が高くなればそれなりの材料を使っていたりボード内部の構造を工夫したりしていますので当然良いものになります。

高価なボードは、廉価版に比べて、軽くて、しなやかで丈夫な場合が多いです。

しかし、初心者にはあまり、違いがわからないので滑れるようになるまでは安いもので良いでしょう。

C フレックス
柔らかさのことです。
一般にソフト(柔らかい)な方が滑りやすいといわれてますが、初心者にはどれも同じに感じます。

ですので、あまりこだわらなくとも良いでしょう。

D 重さ
これは初心者でも、手に取ってみれば解ります。
私は個人的には軽いほうがすきですが、好みによります。
ちなみに、軽いボードの中には中空となっているものもあります。
そういったボードはフリースタイルでジャンプ等を繰り返して衝撃を与え続けるとボードの一部が陥没することがあります。
私は、以前エア・ウォークのボードを使っていましたが、先端が陥没してしまいました。

細かいところを言えば、他にも沢山ありますが、以上の点が主だったポイントです。

                                 このページのトップへ
ブーツ

スノーボードギアの中で、最もお金を投資する必要があるのがブーツです。

ボードは初心者にしてみればどれも大差はありません。
しかし、ブーツは違います。

初心者だからこそ良いブーツを選ぶべきなんです。

なぜなら、まだ、滑りが十分に出来ないのでついつい足に力が入ったりします。そんな時、足に大きな負担が掛かり、足の爪の部分が内出血して変色し爪をはがしてしまったなんてケースもあるからです。

ですので、ブーツは特に慎重に選びましょう。
選ぶポイントは次の3つです。

@ サイズ
これが最優先です。
きつ過ぎず、緩過ぎずです。
きついと足を痛めるし、緩いと滑走時にブーツからボードに力が伝わらないのでボードが扱いにくくなります。

A 機能性
フリースタイル用のブーツは手でひもを結ぶのが一般です。
しかし、最近は、ブーツと足との密着性を上げて、フィット感を持たせるために(ボードに力を伝えやすくするため)工夫したものもあります。
こういった機能があるほうが初心者には良いかもしれません。

B デザイン性
好みによりますが、ボードとのマッチングを考えて選ぶのが良いでしょう。


                                 このページのトップへ
バインディング
バートンのボードを使う場合は、穴の形状の関係からビンディングの選択が限られてくることがあります。
それ以外は、大抵共通です。

初心者にはあまり気にしない場合が多いですが、実際のところはボードよりも大切です。

バインディングはボードとブーツをつなげる役目を成しているからです。

しかも、ボーダーの力をボードに伝える役割もバインディングが果しているからです。

大切なのはブーツとの密着性(相性)です。

ブーツと同じメーカーの製品にするのが無難です。

また、ハイバックについては、あった方が滑りやすいという声をよく聞くのでステップインなどを選ぶ場合もハイバック有りにするのが良いでしょう。

ちなみに、ハイバック無しでも普通に滑れます。

選ぶポイント

@ 穴の形状

A ブーツとの相性

B ハイバック有り


                                 このページのトップへ
ウェア
あまり、重要ではないので、基本的には好みのデザインのものを選べば良いでしょう。

ただしベンチレーション機能(換気用の空気穴)とフードがあるものを勧めます。

理由としては、スノーボードは雪山でのスポーツです。

突然、雪が降り出すことは珍しくありません。
そんな時、フードありと無しでは全然違うからです。

それから、スノーボードは意外と汗をかくスポーツです。

3月の昼間の晴天時には暑くて脱ぎたくなることもあります。

そんなとき、ベンチレーション用のファスナーがあると全然違います。

選ぶポイント
@ フード有り

A ベンチレーション機能有り



                                 このページのトップへ
アクセサリー(小物類)
リーシュコード

何に使うかというと、転等時にボードが外れて、ボードだけどんどん滑っていってしまうのを防ぐための道具です。

具体的には、ボードとウェアをつなぎ留めておくための伸縮性のプラスチックで出来たコード(ひも)のことです。

無いと、いざという時に困るし、危険ですので必ず付けましょう。

 
デッキパッド

リフトに乗車する場合などには、片方の足は常にバインディングにつながっていますが、もう片方の足は自由に動かせる状態になっています。

この自由になっている方の足をボードに乗せたい場合があるのですが、ボードは雪がくっついていたり、凍ったりしており滑りやすいため、滑りにくい足のせ場所を作ってやる必要があります。
この、足載せ場所になるのがデッキパッドなのです。

デッキパッドとは、ボードに取り付けるゴム製の滑り止めのことです。
安全に楽しむためには必ず必要です。

 
ゴーグル

ゲレンデの日差しは強いです。
晴れた日の紫外線は目を傷めるし、また周囲を見にくくします。

また、雪のときはゴーグルが無いと目に雪が入ってきて前が全く見えないこともあります。

こんな時、偏光レンズのゴーグルがあると便利です。

また、最近のゴーグルは自分の息でレンズが曇るのを防ぐためゴーグルの下の部分などに換気用の穴がもうけてあります(ベンチレーション)ので、この点にも注意しましょう。

選ぶポイントとしては3つあります。

@ 偏光レンズである

A ベンチレーションが付いている

B 曇りにくいレンズである

 
グローブ

必需品ですが、デザイン重視で選んで問題ないです。

しかし、長く使いたいのであれば、機能性や素材にも注意しましょう。

スノーボードでは、ボードを担ぐという事がよくあります。その際、エッジがグローブの手のひらに当たります。
そのため、手のひらに使用されている素材が弱いものだと傷が付き、傷が大きくなりやがて敗れるからです。
従って、購入時のポイントとしては以下の2つです。

@ ベンチレーション機能がある

A 手のひら側の素材が硬めでボードのエッジを触っても傷が付き難そうな頑丈なもの

 
プロテクター

スノーボードはとても怪我が多いスポーツの一つです。

中でも、逆エッジにより転倒した場合は、特に危険です。
ですので、初級者は必ずプロテクターを着けて自己防衛に備えて下さい。

プロテクターは、ひじ、ひざ、お尻、頭、手首用がそれぞれあります。

この中で必須な物は、ひざとお尻用です。

ただし、ワンメイク等でジャンプなどを積極的にする場合には頭を防御するためのヘルメットを付ける事をお勧めします。

スノーボード用のプロテクターでも良いですが、ハードに遊ぶ人はインラインスケート用の強固なプロテクターを使用するのが良いでしょう。

選ぶポイントは次の点です。

@ 自分に合ったサイズの物

A 外側は強固で内側はクッション性が高い
ただし、スノーボード専用のプロテクターの場合、外側が強化プラスチックでなく、ソフト(ゴツイ素材)なタイプのものもあります。
 
その他の小物

絶対ではないですが、できる限り揃えたほうがいいギアを紹介します。

@ リフト券入れ

A 防水スプレー

B バインディング調整用のドライバー

C ゴーグルの曇り止め

D 日焼け防止用クリーム

E 持ち運び用の財布:メインの財布はロッカーに入れておく。

F 車のキーの予備:1本はロッカーに入れておく。

G 衝撃に強い時計

H ボードケース

I ボードを拭くためのタオル

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